大分で「宇宙人」向けサービス続々登場 宿泊割引、商品プレゼントも - 朝日新聞デジタル

 「宇宙人」をターゲットにした商品やサービスが大分県で続々と生まれている。大分空港が来年にもアジア初の「水平型宇宙港」として人工衛星を打ち上げることがきっかけだ。「それなら宇宙人も来るだろう」と遊び心から始まった動きが熱を帯び、宇宙人向けの宿泊費割引や大学講義など、官民を巻き込んで様々に広がっている。

 今月16日、日田市の温泉旅館に、灰褐色の体に大きな黒い目の「宇宙人」が訪れた。迎えた女将(おかみ)に「私は宇宙人です」と名乗ると、炭酸水のボトル1本を手渡され、その後、露天風呂へ向かった。

 炭酸水は、「宇宙人です」と申し出た人への、旅館からのプレゼントだ。県が県内の温泉旅館などに宇宙人向けサービスへの協力を求め、40以上の施設が手を上げたという。宿泊料を最高で1万円割引するという温泉旅館の経営者は「宇宙港で発展する大分県に何か寄与したいと思った。それにお客さんが『宇宙人だ』と言ってきたらおもしろい」と話す。

 きっかけは昨年4月。県と米宇宙開発会社「ヴァージン・オービット」がパートナーシップを結び、人工衛星を宇宙へ放つ「宇宙港」として、大分空港を活用する方針が決まったことだった。といっても垂直発射ではない。今ある滑走路から、人工衛星を搭載したロケットをつり下げた航空機が飛び立ち、空中で水平方向に発射する「水平型」方式をとる。来年以降の10年間で20回の打ち上げを計画している。

 大事業を応援する機運を盛り上げようと先に動いたのは、豊後大野市で街おこしに取り組むアプリ制作会社代表の田浦大さん(29)だった。「宇宙港になったら宇宙人も来るだろう」と、知人ら30人の事業者を集めて10月に「宇宙人観光推進委員会」を設立。自身が会長を務め、今月1日に30事業者がそれぞれSNSを通じて宇宙人向け商品を発表した。「地球初の宇宙人歓迎県であることを宣言したのです」と田浦さんは誇らしげだ。

 大分市内で自転車店を営む会員の児玉憲明さん(60)は、米映画「E.T.」で子どもが自転車に宇宙人を乗せて空を飛んだ名場面を念頭に、前かごつきの自転車を伝統工芸の竹細工で作り、「宇宙人を乗せてあげたい」と呼びかけた。「悪のりといわれるかもしれないが、本気でやるのは尊いこと。大分に宇宙港ができるんだという興奮が、県民に伝わればいい」

 大分大学経済学部講師の碇(いかり)邦生さん(38)は、自身の講義を「地球を乗っ取れる経営学を宇宙人に教えます」と売り込んだ。「夢のある活動を応援したい。大分で宇宙ビジネスを起業するにも大きなチャンスだ」と意気込む。

 このほか、宇宙人が食べると地球人になるという「煩悩まんじゅう」を出品する店もある。

 宇宙人観光推進委は宇宙人の…

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